ファインマンさんの肩に乗って晴耕雨読の日々

ファインマンを読んで気付いた事そして日常生活の記録

問題 3-9 の解答例

Problem 3-9

Find the kernel for a particle in a constant external field where the lagrangian is $$ L=\frac{m}{2}\dot{x}^{2} + fx \tag{3.61} $$ The result is $$ K=\left(\frac{m}{2\pi i\hbar T}\right)^{1/2}\exp\left[\frac{i}{\hbar}\left\{\frac{m}{2T}(x_b-x_a)^{2}+\frac{fT}{2}(x_b+x_a)-\frac{f^{2}T^{3}}{24m}\right\}\right] \tag{3.62} $$ where $T=t_b-t_a$.


(解答) 古典的作用 $S_{c\,l}$ は, 前の問題2-3 の結果式を利用出来る.ただしこの場合は $F\to -f$ となっている.よって, $$ S_{c\,l}=\frac{m}{2T}\left(x_b-x_a\right)^{2}+\frac{fT}{2}\left(x_b+x_a\right)-\frac{T^{3}f^{2}}{24m} \tag{1} $$ この場合のラグランジアン(3.61)に於いて、$x=\bar{x}+y$ とすると, $$ \begin{align} L&=\frac{m}{2}\left(\dot{\bar{x}}+\dot{y}\right)^{2}+f(\bar{x}+y)\notag\\ &=\left(\frac{m}{2}\bar{x}^{2}+f\bar{x}\right)+\Bigl(m\dot{\bar{x}}\dot{y}+fy\Bigr)+\frac{m}{2}\dot{y}^{2} \tag{2} \end{align} $$ このとき変数 $y$ の経路積分に関与するのは2次の項のみであった.従って式(3.50)と式(3.51)に相当する式は次となる: $$ \begin{align} K(b,a)&=e^{iS_{c\,l}/\hbar}\int_0^{0}\mathscr{D}y(t)\,\exp\left\{\frac{i}{\hbar}\int_{t_a}^{t_b}\frac{m}{2}\dot{y}^{2}\right\} \tag{3}\\ K(b,a)&=e^{iS_{c\,l}[b,a]/\hbar}F(t_b,t_a) \tag{4} \end{align} $$ 式(3)中の $y$ についての経路積分は, ラグランジアン自由粒子の場合と全く同じであるので, 結果式(3.3)が利用できる.ただし $y_a=y_b=0$ なので結果式の指数関数部分は1なる.また $T=t_b-t_a$ とすれば, 結局次となる: $$ \begin{align} &F(t_b,t_a)=\int_0^{0}\mathscr{D}y(t)\,\exp\left\{\frac{i}{\hbar}\int_{t_a}^{t_b}\frac{m}{2}\dot{y}^{2}\,dt\right\} \notag\\ &\quad=\sqrt{\frac{m}{2\pi i\hbar T}}\,\exp\left[\frac{i m (y_b-y_a)^{2}}{2\hbar T}\right]\notag\\ &\quad=\sqrt{\frac{m}{2\pi i\hbar T}} \tag{5} \end{align} $$ ここで, 式(2)のラグランジアンは2次式であるから, 問題3-6の結果より, 時間因子 $F(t_b,t_a)$は$F(t_b-t_a)=F(T)$ と書けると言え, 式(5)はそのようになっていることに注意する.以上, 式(1)と式(4)そして式(5)とから次を得る: $$ \begin{align} &K(b,a)=F(t_b,t_a)\,e^{iS_{c\,l}/\hbar}\notag\\ &\quad=\sqrt{\frac{m}{2\pi i\hbar T}}\,\exp\left[\frac{i}{\hbar}\left\{\frac{m}{2T}(x_b-x_a)^{2}+\frac{fT}{2}(x_a+x_b)-\frac{T^{3}f^{2}}{24m}\right\}\right]\notag \end{align} $$