ファインマンさんの肩に乗って晴耕雨読の日々

ファインマンを読んで気付いた事そして日常生活の記録

物理学

式(8-78)の説明文について

式(8-78)は次のように書くことで,その下の説明文:「式(8-78)に因子$½$が再び現れている.なぜなら$\alpha$の正負の全ての値について和をとると$Q_{-\alpha}^{*}Q_{-\alpha}=Q_{\alpha}Q_{\alpha}^{*}$であるので,それぞれの項を2度数えることになるからであ…

§7-7に於ける「時間のずれ」の議論について

先日公開したのですが再考し,以下のように 修正いたします. (結局は,最初にノートにまとめたものに落ち着きました.でもまだすっきりしません.) [1]. 式(7-119)は原書と校訂版の両者で次となっている: $$ \def\bra#1{\mathinner{\left\langle{#1}\right|}…

問題7-10のヒントの式について

再検討した結果、前に載せた記事を再掲いたします。*1 原書及び校訂版のいずれに於いても,問題7-10に於けるヒントの式は次のように書かれている: $$ \begin{equation} \acute{S}_{cl}-S_{cl}=\frac{1}{2}\int dt \int ds\, f(t)f(s)g(t,s)+\int dt\, \bar{x…

遷移振幅と遷移要素の違い

問題7-14について 原書に於ける問題7-14の問題文は次となっている: Show that the transition amplitude of $(m/\epsilon)(x_{k+1}-x_k)f(x_{k+1})$ is equivalent to that of $(f\cdot p)$ ここの「遷移振幅」(transition amplitude)は「遷移要素」(transi…

第6章の式(6-58)について

原書及び和訳本では,第6章の式(6-58)は次のようである: $$ \displaystyle \def\mbraket#1{\mathinner{\left[#1\right]}} K^{(2)}(b,a)=\left(\frac{m}{2\pi\hbar^{2}}\right)^{2}\left(\frac{m}{2\pi i\hbar T}\right)^{3/2}\int d^{3}\mathbf{r}_c \int d…

第6章の式(6-101)の下の式について

原書とその邦訳本そして校訂版のどの本に於いても,第6章の式(6-101)の次にある式は以下のようになっている: $$ 2i\int_0^{\infty}\frac{\sin y}{y}\,dy=2\pi i $$ しかし,岩波の「数学公式$\mathrm{I}$」§56 (p.251) に次の公式が載っている: $$ \int_0^{…

邦訳版の第3章の式(3.26)のタイプミス

初版の原書の式(3.26)は次となっている: $$ \displaystyle \def\mbraket#1{\mathinner{\left[#1\right]}} \psi(x)=\sqrt{\frac{m}{2\pi i\hbar}}\mbraket{T\theta\left(\frac{1}{T}+\frac{1}{\theta}+\frac{i\hbar}{b^{2}m}\right)}^{-½}\\ \quad\times\exp…

ファインマンの「量子力学と経路積分」を読む

いよいよこのブログの主題である「ファインマンさん」の本:「量子力学と経路積分」について書いて行こうと思う.ファインマンには超有名な「ファインマン物理学」という本があり,小生もずっと前に翻訳本を全て購入して持っている.しかし正直言うと大した「…